Snow Blossom

イタズラなkissの二次創作ブログです。

Category [月下の一族 ] 記事一覧

月下の一族 ~第一夜~ 不思議なふたり(終)

さようならって、なんだよ!僕は一枚残されただけの手紙を握りしめたまま、屋敷中の部屋を確認した。彼らはリビングと寝室以外殆ど使っていなかったけれど、無駄に広い屋敷の中を走り回って、一つ一つ部屋を見て回り――そしてここに誰かが棲んでいた気配の欠片さえ残っていないことを知る。もう一度リビングに戻った後、離れの診療所に持ち込まれていた猫足のアンティークソファがここに戻されていたのに気がついた。そして机の上に...

月下の一族 ~第一夜~ 不思議なふたり 7

★今回のお話は少しホラーな表現があります。(一応ハロウィン企画ということを思い出して)苦手な方はさらっと読み流していただけたらと………絶対無理というかたは読まないで下さいねm(__)m※※※※※※※※※※※※※※※※※「よくも……よくも入江くんに……」琴子ちゃんが震える声で長谷川を睨み付けた。あ。琴子ちゃんの瞳も赤くなってる。そしてその華奢な体からなんか凄い気が溢れ放たれてるような………初めてだった。琴子ちゃんがこんな風に……ヒトでは...

月下の一族 ~第一夜~ 不思議なふたり 6

「佳菜子ちゃん、琴子……病院の看護婦さん知らないかな?」入江は努めて優しい声で訊ねる。膝を曲げて屈んで少女に目線を合わせて。「お姉ちゃん……部屋の中…」少女はおどおどと応えた。「パバは?」「パバはお姉ちゃんとお話があるからって……一緒に……あたしは外で待ってろって」「おいっ入江! まずいんじゃないか?」俺は焦ってドアのノブを回す--が、当然のように鍵がかかっていた。「琴子ちゃんっ琴子ちゃん!」俺はドンドン...

月下の一族 ~第一夜~ 不思議なふたり 5

その日は新月期で診療所は休みだった。新月期は彼らの力が低減する。僕はだからこの時期には、1日1回彼らに生気を提供するためにこの屋敷を訪れているのだが--よくよく考えたらなんてお人好しなんだっ! と自分で突っ込まずにはいられない。ばっかじゃないか? よく自問自答する。僕がここに来なかったら彼らはどうするのだろう? 僕を探しに来るのだろうか?それとも、新しい補給源を手に入れるだけなのだろうか?僕に会う...

月下の一族 ~第一夜~ 不思議なふたり 4

彼らがこの屋敷に暮らし始めて3ヶ月ほどたった頃、突然この屋敷の門扉に看板が掛けられた。『いりえ夜間こども診療所 』診察時間 4月~9月 19時~5時 10月~3月 18時~6時 診療科目 小児科 小児外科 診察日 月齢3~12日及び月齢18~27日院長 入江直樹なんだよっ! こりゃ?僕は唖然とその看板を見つめていた。きーてないぞっだいたいなんだ? この月齢に添った診察日って!「...

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管理人の、のののです。イタズラなキスにはまって、二次創作を始めました。

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