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個別記事の管理2019-06-24 (Mon)

ようやく最終夜です。
短いですf(^_^;
第四夜を同時に更新していますので、未読のかたはそちらから先にお読みくださいませね。




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1990406~どきどきと。






ドキドキドキ。
ものすごいビートで鼓動している。
ど、どうしよう。爆発しちゃうんじゃないかしら、あたしの心臓!

昨夜、必死で書いたこの手紙。
入江くん、受け取ってくれるかなぁ。

おちつけ、あたし!
おちつけ!

ほら、周りを見て。

校庭の桜は満開で。
今が盛りと咲き誇っている。

ひらりと一枚の花びらがあたしの顔の横をかすめて舞い落ちる。

思わずぱっとその花びらを受け止めた。

その年の最初のひとひらの花びらを素手で受け止めると、幸せも一緒に掴まえることができるのよ
きっとあなたの願い事も叶えてくれるわ

遠い昔、おかあさんがいっていたことが、唐突に頭の中に響いた。

ーー幸せ、掴みとった!

あたしは受け止めた桜の花びらをぎゅっと握りしめ、そして、もう片方の手に持っている桜いろのラブレターをもう一度見つめた。

さあーー気合いよ! 琴子!

これからきっとうじゃうじゃと新入生たちが彼のところに押し掛けるにちがいない。
冗談じゃない!
あたしは2年も彼のことを見つめ続けてきたんだから。
伝えなきゃ何も始まらない。
ーーだから。

がんばれ、琴子!

このーーこの手紙を彼に渡すのよーー!

あたしは桜舞い散る校門の中へ、一歩を踏み込んだーー。









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* Category : とある1日のお話(西暦シリーズ)
* Comment : (2) * Trackback : (-) |

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Re.マロン様 * by ののの
コメントありがとうございました♪

はい桜の花びらのお守りがテーマだったんですが、だんだん無理矢理感が……難しかったです。
自分の四苦八苦してひねり出した感が滲み出たのか、いまいち反応薄いこのラスト2話にもきちんとコメントいただいて、本当に嬉しいです……^_^こんなのにお付き合いありがとうございました。


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