Snow Blossom

イタズラなkissの二次創作ブログです。

Archive [2014年12月 ] 記事一覧

彼女は美しい夢を見る。 (5)

「おまえはオレが好きなんだよ! オレ以外の男、好きになれないんだよ!」全身を濡らす激しい雨。そして突然のキス。「オレ以外の男、好きなんて言うな」えっえ~?!!!あたしは入江くんの腕の中で茫然としてしまっていた。また戻ってる!あの雨の夜に!「うそ……なんで?」「嘘じゃねぇし」入江くんの言葉に我に帰る。いま、あたし、自分の思ってること、ちゃんと喋った!?思わず自分の頬っぺたをつねってみる。あたしの手は、...

20001225 ~20世紀最後のメリークリスマス

『カノユメ』の続きではなく、ごめんなさいm(__)m一応季節ネタで(^^;琴美ちゃん0歳のクリスマスの夜のお話です。※※※※※※※※※※※※※「こっちゃん、サンタクロースって信じてる?」はなちゃんがあたしの顔を覗きこんでそう訊ねた。信じてるーーそう言いたいけれど、残念ながら3年生のクリスマスの夜、たまたま目が覚めて、お父さんがそおっとプレゼントを枕元に置くのを見てしまっていた。何となくわかってはいたんだけどね。だって、お...

彼女は美しい夢を見る。 (4)

直樹がかつてアルバイトをしていたドニーズを訪れたのは既に0時を回っていて、店内の客は随分と疎らだった。「人を捜しているので、すぐ失礼します」と、断って店内を一巡する。客の中に琴子の姿はなかった。店から出て駐車場に戻ると、社用車である黒のセダンに乗り込む。エンジンをかけた後、ハンドルに額を押し付けてため息をついた。「バカ野郎…何処に行った?」ここでアルバイトをしていた時代に住んでいたこの近くのマンシ...

彼女は美しい夢を見る。 (3)

2話分を合体させたので、少し長めです。※※※※※※※※※※※※※※※※顔に降り注ぐ雨の冷たさに、あたしの思考は初めてその世界に降り立ったかのように、あらゆる五感が呼び戻ってくるのを感じた。そして、その五感が次に感じたのは、自分の唇に触れる温かいもの……。え?何?――入江くん?キ、キス…!?え?え?え?なんで、どうして?こんなにぎゅって抱き締められて……「オレ以外の男、好きなんて言うな」「二回目…」「何?」「キス…」「三回目...

彼女は美しい夢を見る。 (2)

陽が落ちてから随分時間が経っていたのに、用を為さなくなったブラインドが外の夜景を覆い隠しているのに気がついて、直樹は窓際のブラインドの紐を引いた。舗道を照らすショーウィンドの煌めきや、街灯、そして街路樹を彩るイルミネーション――眼下の風景は、クリスマスまでのカウントダウンか始まったことを物語っていた。「直樹さん、帰らなくていいんですか?」ぼんやりと窓の外を見ていた直樹に声をかけてきたのは、企画室の室...

彼女は美しい夢を見る。 (1)

ーーと、いうわけで本編突入。いよいよ『世にも奇妙な世界へようこそ』な、感じになってきますが、いいでしょうか……(^^;※※※※※※※※※※※※※※ーーじゃあ、やめれば?ーー運よくまだ籍も入ってないぜああ、もうおしまいだ。琴子はパンダイを飛び出した後、何処をどう歩いたかわからないまま、ただ街を彷徨っていた。神様、どうして入江くんはあたしのことを好きになってくれないの?あたしはいつまでも片想いのままなの?琴子の耳にはいつ...

彼女は美しい夢を見る。 プロローグ(4)

                          一応今回がプロローグ最終話です(^^)※※※※※※※※※※※※※人生にこんな漫画のような波瀾万丈な出来事が起こりうるものかしら?2年間片想いし続けた相手に告白し、瞬殺で振られたその日に、新築したばかりの家が手抜き工事のため震度2の地震で崩壊。そして、父の親友の家にお世話になることとなり、行って見たらなんと振られた彼の家だった――なんて。そんな。まさか。あり得ない。でも、紛れもない現実………だよね...

彼女は美しい夢を見る。 プロローグ(3)

                   「ファンクラブ?  会長? 何それ?  あんたそんなの受けたの?」理美とじん子が眉を潜めてあたしににじりよる。「ううん、受けてないって! あたしもよくわからなかったし」お弁当を突つきながらあたしは昨日の速川さんとの会話を思い出していた。「ファンクラブって…何するの?」「え~? そりゃ、会員同士集まってお茶しながら入江さんの話をするんですよ。入江さんのどこが好きーとか語りあって盛り上が...

彼女は美しい夢を見る。 プロローグ(2)

                              「なんか今年の新入生たち、妙に可愛い娘多くない?」あたしの溜め息混じりの問いかけに、理美とじん子は「そう?」と、あまり関心無さげに応えた。2年に進級し、クラスのメンバーはほぼ1年時と一緒。担任の先生も同じ。入江くんとの距離もなにひとつ変わらず、あたしはA組の教室の外から、あるいはテニスコートのフェンスの外からしか彼のことを窺い見るしかない。そんな外側メンバーたちには新...

彼女は美しい夢を見る。プロローグ (1)

ーー王子様って本当にいるんだーーそれは、まさしく一目惚れだった。容姿端麗、眉目秀麗、頭脳明晰、スポーツ万能。完全無欠のスーパーボーイ。世の中にこんな少女漫画の中から抜け出てきたような人が実在するんだ。新入生代表として壇上に立ち、堂々と挨拶を述べる彼にあたしは釘付けだった。その日からあたしの毎日は彼一色となり、彼だけを追い掛ける日々の始まりとなったのだ。彼ーー入江直樹の。「完全無欠の男なんていないわ...

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管理人の、のののです。イタズラなキスにはまって、二次創作を始めました。

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