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個別記事の管理2019-04-20 (Sat)

ストックがあるのでなるべく早いうちに……といいつつストックをすべてボツにしてしまった^_^;アレレなワタシです。
なんか読み返してみたらしっくりこなかったのよ……
とりあえず、桜前線が北海道まで届くまでには……(目標です、あくまで)笑
もう一夜くらいは……f(^_^;



そして。二夜目はショートストーリィです。何気にお耽美えろを目指したけどあっさり挫折です……^_^;


※※※※※※※※※※※※※※



19950406~ゆらゆらと。






ボートの周りは吸い込まれそうなくらい真っ暗な水面。
その上に散った桜の花びらがゆらゆらと揺らめいている。


ーーまるでこの世界にあたしたち二人しか存在しないみたい……

うっとりと瞳を閉じて、琴子は直樹からのキスを受け止める。
公園の桜は見事なくらい満開。
まだ宴会まっさかりの騒然とした音は微かに耳に届くだけ。
ひんやりとした水面がすべて吸収していくようで。


ーー映画はイマイチだったし、ショッピングもなんだかなぁって感じに終わり。
せっかく初デートを思い起こせるようこの公園に来たのに、須藤さんの会社の宴会に巻き込まれるわ、そのうえ須藤さんが急性アルコール中毒で倒れるわーー(で、でもちゃんと看護婦っぽいことしたし!入江くん、褒めて?くれたし!)
ちょっと散々な感じだったけど、終わりよければすべてよし、よね?

少しも思い通りにいかなかった合格祝いデートだったけれど、「まだ帰りたくないんだろ?」とにやりと笑ったその顔はまるでイタズラっこのようで。


そして、営業時間の終わったボート乗り場に、まさかの不法侵入、不法乗船!

こっそりと真っ暗な池にボートを漕ぎだしてーー

ーーねぇ、帰りたくなかったのは入江くんも、だよね?

水面に映る三日月に桜がはらはらと落ちて、薄い桃色の絨毯がボートの周りに広がっていく。




キスがーー深くなる。
揺蕩(たゆた)うボートの上にふたりっきり。
いつまでもいつまでも接吻を交わす。

ふっと唇が離れたその一瞬をついて、濡れそぼった琴子の唇に桜の花びらがはりついた。
そして、花びらごと食らいつくように再び琴子の唇を蹂躙する。
琴子の唇に触れるものは花びらすら許さないーーとでもいうように。




「ん………」

とまらない。
はじめはうっとりとしていた琴子も、直樹の手がゆるゆると琴子の胸のあたりをさまよい始めたあたりから(んん?)と思い始める。

くしゃりと琴子の頭のお団子がほどかれて、長い髪がボートの上に広がった。
髪に指を絡めながら直樹は琴子の首筋にちりっとした痛みを与えた。



ーーまさか……
ーーまさか、此処で!?

ーーボートの上で?

ーー映画館じゃ全くスイッチ入んなかったクセに!!

琴子の心臓がばくばくしてきた。
いや、確かにロマンチックなシチュエーションではあるけれど。


ーーえーと、ここ、弁天さまがヤキモチ妬くとゆーあの都市伝説のある池だよっ
カップルでボート乗るだけで別れさせるというのに、こんな、こんなことしちゃっていいのっ!?

ーーあ、あん、だめっ
ーーえー、押し倒しちゃう? まじっ?

ーーボートが揺れっ揺れるぅぅ~~


ボートの上に背中を預け、直樹の肩越しから夜空が見えた。
三日月の仄かな灯りに時折ひらりと花びらが降り注ぐ。

ーーま、いっか。
ーー入江くんがあたしを求めるなら……あたし、全部受け止めるわ! 弁天様の嫉妬が何よ……入江くんはすごいんだからっっ弁天様だって赤面して裸足で逃げ出しちゃうんだから!

と、琴子がぎゅっと目を瞑り、直樹の背中に手を回し、覚悟を決めた、その時ーー


「…………さすがに此処じゃしねぇよ」


くすっと笑って琴子から離れた直樹に、「え? え? からかったのっ」と、真っ赤に頬を染めて抗議する。

「違う。理性が勝っただけ。桜の魔力に抗うには相当な自制心が必要だ……」

自嘲気味に笑い、乱れた琴子の髪を軽く指で梳いてやりながら、琴子の頬に触れるようなキス。

「桜の魔力なんて……なんかロマンチック」

「相当な魔力だよな。おまえが十倍増しで色っぽく見える」

「それは……ほめてるのかな……?」

「かもな。なんにしろ此処でヤったら、流石に池に落ちるか通報されるか……どっちもシャレになんねぇからな」

思わず琴子もひくひくとひきつり笑いを返してしまう。

「………ま、大人のデートはこれからが本番ってことで」

「え?」

「普通、大人のデートは遊んだあと、まっすぐ家に帰ったりしないだろうが」

「え………そうなの?」

「別々に住んでいたなら……たぶん」

きっと恋人同士というものはデートの最後の瞬間、離れたくなくて離れたくなくて……かたときも離れたくなくて。

「ーーというわけで、続きはボートを降りてからな」

直樹は、もう一度にやりと笑う。
琴子のデートの締めが井の頭公園であると知った時から直樹はその後の計画を密かに立てていた。
吉祥寺近辺のラブホやシティホテルは幾つか見繕ってあったのだ。琴子の好きそうなメルヘンなところとかお洒落なアーバンリゾート風なところ、などなど。
ずっと一緒に住んでいて、恋人期間のなかった二人だからこそ、行ったところのない場所ーー
きっと琴子の思考では思いもよらないデートの最終地点だ。それは普通の恋人同士ならおそらく当たり前な場所なのだろうけれど。

「……続きって……」

再び赤く頬を染める琴子が愛おしい。

髪に貼り付いた桜の花びらを指で摘まんで取ってやると、その花びらを記念に欲しいという。

「合格祝いデート記念だもん」


ゆらゆらと揺れるボートの上で、大事そうにその花びらを手帳に挟み、鞄に仕舞いーー。

さあ、めくるめくデートの夜はまだまだ長いーー。




ちなみに。

その後ボートを降りるときに琴子がカバンを池ポチャ、拾おうとして再び池に落ち、助けた直樹もびしょ濡れ、そして公園から一番近い昭和レトロで怪しげな旅館に泊まることになりーー結局直樹の密かな計画も全く思い通りにいかなかったのはーーお約束ってことで。




本日は、快晴なり。(前)
本日は、快晴なり。(後)

※※※※※※※※※※※※※

えーと、上記リンク記事をポチッとすると、前後編の後編のほうの付けた拍手お礼ページに、その後の怪しげな旅館(井の頭公園入口近くに実在します)えろのお話があります………笑
まあ、思い通りにはいかなくても、やることは(がっつり)やってるんで(4戦も!)^_^;直樹さんはさぞ満足だったことでしょう笑

久々にそのページ覗いたらびっくりするくらい拍手頂いていて! ありがとうございました(^^)


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個別記事の管理2019-04-13 (Sat)

完全に月イチ更新になりつつあります……
毎回広告出さないようギリな感じですみません。

しかも、今年は寒の戻りのお陰で桜ネタ、ギリギリセーフな感じですが、例年ならとっくに終わってますね。
桜に雪もロマンティックではあるけれど、この季節にこの気温は勘弁って感じでしたよね……

今回は本当は短編を幾つか組み合わせて一本で桜テーマの話をオムニバス的にアップする予定だったのに、結局短編長くなるし、終わらないしで、仕方なく分けて小出しにします。(なので短いです)
できれば早いうちに第二夜も出したいのですが……尻切れトンボになったらゴメン……
(一応短いのを何本か書き留めてるのですが……)





※※※※※※※※※※※※※※※※※



20190402~ひらひらと。



満開の桜並木が校門までの路を寿ぐように咲き誇っていた。

今年は随分と早足だった桜前線は、ここにきて花冷えの日も多く、少し足踏み状態。お陰で今日の入学式にも季節の風物詩らしい桜吹雪によって迎えられた。
散ってしまうんじゃないかと心配だったけれど、まだまだ上の方は蕾の枝もあるくらい。


そしてーーひらひらと揺れるように目の前に落ちてきた一枚の薄桃色の花びらをーーあたしは思わず、がしっと飛び付くように左手で掴みとっていた。

おお! 一発で取れた。

一人でにやっとしていると、周りの学生たちが怪訝そうな顔であたしを横目でちらりと見て通りすぎていく。

ふん。
いいんだ。
あたしは掌のなかの花びらを見つめてから、鞄の中からスケジュール帳を取り出して、4月のページにその花びらを挟んだ。
友だちの殆どは、スケジュール管理はスマホでしているようだけど、あたしはやっぱり紙の手帳が手放せない。
妙なところ、アナログなんだよね。
大学生ともなるとパソコンも必需品で、履修登録やらも全部スマホやパソコンでするらしいんだけど。
ま、それはそれで無論活用してるけどね。おかあさんと違って全く使いこなせない訳じゃないもの。

ちなみに新しいパソコンはおとうさんからの入学祝い。
スーツや鞄一式はおじいちゃんとおばあちゃんから。
おかあさんからはーー何故か、家族写真をプリントしたTシャツだった。
これをパジャマにしてね! いつでもみんな一緒よーーって。
ええ、絶対家でしか着られないよね。
ま、おかあさんらしくて笑っちゃったけど。
そして、もうひとつーー


さあ、神戸ではじめての桜のひとひらをつかみとったし、気合いを入れて入学式に臨みましょうか。

あたしはどきどきしながらこれから6年通うだろう学舎の門をくぐる。


ーーその年の最初の桜のひとひらを左手で掴みとると、願いが叶うのよ。

そう教えてくれたのはおかあさん。


子供の頃、お花見の度におかあさんと花びらを掴まえようと競争したっけ。
意外とひらひらと舞い落ちる花びらを素手で掴みとるのは難しいんだよね。

でも、手にいれた花びらはこうやって本に挟んで持ち帰って、お守り袋にいれたりラミネートして栞にしたり。


そうそう、もうひとつのおかあさんからのプレゼントは、手作りのお守り袋。中には去年掴みとった桜の花びらが入ってるらしい。これはセンター受験前に貰ったんだけどーーお父さんから、何故か持ち歩くな、と固く厳命され、お守りなのにずっと勉強机の前に飾ってあったんだよね。

今は鞄の奥底に入ってるけど。(入学式に遅刻したくなければ鞄にくくりつけるな、とやはりおとうさんから強く念押し……)

いや、そんなに警戒しなくても、とは思うんだけど。
なんでもおかあさんは心からあたしの旅立ちを喜んでるけれど、離れて寂しいという負の感情がお守りに込められちゃってる可能性が高いんだって。そして、そのパワーは実に強大らしい。……真面目におとうさんがそんなこというんだもん、思わず吹き出しちゃったけどね。


とりあえずこのお守り袋はあたしの邪魔をすることなく、(トラブル続きだった推薦入試と思うとあっけないくらい何事もなく)センター試験を無事終え、そして第一志望のここ神戸医大に合格することができた。

まーー色々なんだかんだあって神戸行きを止めようと思ったこともあったけど、あたしは結局、初志貫徹でここに来ることを選んだ。

期待と緊張とーーいくばくかの不安と心細さ。いろんな想いが渦巻いているけれど、あたしは手帳に挟んだ桜の花びらを見つめてからもう一度気合いを入れるために深呼吸する。


さあ、いざ……!

ーーと思ったら。

「みーちゃん、まってよ! 置いてかないでよ!」


………いや、別に置いてったわけでは……

「だって、おかあさん、着物着てて歩きづらそうだったし。おかあさんに合わせてたらあたし、遅刻しちゃうし」

「ほんとは大学の入学式に親子連れなんて恥ずかしい、とか思ってたんでしょ?」
恨みがましそうな上目遣いであたしを見つめる。

「思ってないってば」

実際、あっちを見てもこっちを見ても親子連ればっかだよ。私服でグループ組んでいるのは明らかにサークル勧誘の先輩方。
あたしはどっちでもよかったんだけど、今や大学の入学式に親も出席するのは当たり前のことらしい。母親どころか、夫婦でとか、兄弟も一緒な人も案外いる。
小中高と、入学卒業式の類いは父母のみ、と指定されちゃってるけど大学はそういうのがないのよねー。だって結局、保護者は講堂には入れなくて、別室で入学式の様子をライヴ映像でみるだけだから。

というわけで、もちろんーー。

「みーちゃん! こっちよ、こっち。ここの門の前でまず一枚ね!」やっぱり着物姿のおばあちゃんが手を振ってる。
さすがに和装率は少ないからおばあちゃんもおかあさんも目立つといえば目立つ。

実を言うと、「神戸医科大学入学式会場」と書かれた看板のある講堂の入口横に、ずらりと行列ができていたのよね。何の行列かと思ったら、親子で写真撮る為の行列だったのよ!
横には見事な桜の大樹があって、確かにインスタ映えはしそうよね。


で、先に来てたおじいちゃんとおばあちゃんがこの行列に並んで、順番待ちしてくれてたってわけ。
そして、そこには弟のハルも、末っ子のぴよちゃんもいる。

ほんっと、家族連れっていっても一族郎党ぞろぞろ付いてきてるのはうちだけだろうなぁ。いや、普通東京から神戸くんだりまで家族揃って来ないでしょ?

「もう、入江くんは、さっさとどっか行っちゃうし」

おとうさんは知り合いの教授に用事があるとかで、あたしたちより早く出たのだ。

ほんとは最初は誰も付いてくる予定はなかったんだよね。あたしは当たり前のように、一人で神戸にきて、一人で入学式に出席するつもりだった。
なんで一族郎党引き連れてーーになっちゃったのかと言えば、すべてはおとうさんの鶴の一声から始まったわけだけど。

いやー驚いたわ。
お父さんが入学式に来るとか言い出した時は。だって、中学も高校も仕事優先で来たことなんてなかったのに。
「うそっ!」ーーって叫んじゃった。

ふふ、ほんとはおとうさんも寂しいのよ。
みーちゃんがいなくなっちゃうの。

そういってあたしの耳元でこそっと囁いたおかあさん。

そういうおかあさんは一足先に神戸に旅立ったあたしを見送るとき、すぐに入学式で会えるというのに、永遠の別れのように号泣してたもんなー。




ぱしゃり。


満開の桜の下、家族全員で写真を撮った。(合流したおとうさんも無理矢理引っ張って並ばせた)


おそらくーーこれがあたしにとっての最後の入学式の写真。
平成最後のーーというより、人生最後の。次ははるか先の自分の子供の入学式……ならあるのかな。その時はもう時代は『令和』なんだよね。

そんなことをあたしが考えていたのを読み取ったかのように、おかあさんが感慨深げに呟いた。

「次にみーちゃんと会うとき……もう時代は『令和』に変わっちゃってるのよね」

「……多分ゴールデンウィークには帰省するから。4月中にもう一度会えるよ」

まだ平成のうちにね。

「え?そーなの? じゃあ、『令和』に替わる瞬間、みーちゃん、一緒におうちにいるのねー!」

そこに何故拘るのかよくわからないけれど。
おかあさんにとっては『その瞬間』ってのは重要ポイントらしい。

うん、でも、きっとその瞬間はお父さんといる方が嬉しいんじゃない?

あたしが主役のハズなのに、この写真、どうみてもべったりとひっついてるおとうさんとおかあさんの方が目立ってるし。(ああ、おとうさん、しっかりおかあさんの肩を抱いてるよ)



そして、入学式は無事に終了。

「みーちゃんの顔、ライヴ映像のスクリーンにばっちり写ってたわよー」

「その場で同じ空気を感じられないのは難点だけど、しっかり学生一人一人の顔が見られるのはいいわよね」

そうなんだ。

「あたしも昔、おにいちゃんと琴子ちゃんの大学入学式、行けばよかったわー」

そんな30年近く前の話を今頃後悔してもねぇ、おばあちゃん。

「あの当時、大学の入学式に出る保護者なんていなかったろ?」

今でも、え? 大学生にもなって親が? と眉を潜める人はいると思う。そして、明らかにおとうさんはそういうタイプだと思ってたのにな。

何となく、あたしのため、というよりはおかあさんのためのような気もするんだけどね。


「みーちゃん、身体にはくれぐれも気を付けてね~~ちゃんとご飯食べるのよ!」

そして、入学式のあと、東京に帰っていく両親を見送るあたし。
つい先日見送られて旅立ったばかりなのに、変な感じよ。
そして、やっぱりおかあさん、号泣してるし。
(ちなみに、おじいちゃんとおばあちゃんはハルとぴよちゃん連れてUSJに行っちゃいましたーーもしかして入学式の方がついでだった?)

「もう、こんなとこで大泣きしないでよー恥ずかしいんだから~~」

といいつつ、ついあたしも貰い泣き。確かにこれでほんとにしばらくおかあさんのドタバタが見られないんだよね、カッコいいお父さんの姿も見られないんだよね、と思ったら唐突に寂しくなって。
ーー大好きなあたしの両親。
離ればなれに暮らしても、あたしの帰る家はひとつしかないってわかってるよ。
それでもーー新幹線のホームでやっぱり永遠の別れのように抱き合って名残惜しんでしまった。

がんばれ!みーちゃん!

おかあさんの声がドアがしまってからも耳に届いた気がした。

うん、頑張るよ。

おかあさんもあたしがいなくても頑張ってね!

ま、おかあさんにはお父さんがいるから大丈夫か。




掴みとった桜の花びらは。
おかあさんがくれたお守り袋に入れた。

だから、きっと願いは叶うはず。

あたし、絶対いいお医者さんになるよ。おとうさんみたいにね!


桜はまだまだ鮮やかに咲き誇るーー。






※※※※※※※※※※※


どうやら、みーちゃん、結局神戸医大、合格したようです^_^;

なんやかんやあったらしいけどね笑


ちなみに。大学の入学式の日の写真待ち行列は実体験でf(^_^;

写真嫌いの娘は(インスタもツイッターもやってないのですよ、今どき)別に並んでまで撮らなくていいし、とあっさりスルーでした。せめてスーツ姿を撮ってやろうと何枚か無理矢理撮りましたけどね。誰も並んでないキャンパス内で笑












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無事合格おめでとう * by 麻紀
みーちゃん、無事合格おめでとうございます。
一族でぞろぞろと入学式参加なんて、入江家らしいですよねー。
みーちゃんの大学生活の様子も楽しみにしてますね♪

うちの長女の大学の入学式は、よりによって三女の高校の入学式と同じ日で参加できず。
次女の専門の入学式はバッチリ参加してきたけど、写真行列は行きも帰りも長蛇の列。撮らなくてもいいよ…という次女の一言で、結局そのまま帰宅しました。(朝自宅前で撮っただけ)

個別記事の管理2019-03-15 (Fri)


1日遅れてしまいましたorz


またまたご無沙汰しております。
ストップしたままの連載に手をつけようとして、結局一行も書けずに悶々として、やばい、広告でるぞーと慌ててホワイトデー三日前に書き出したものの、やっぱり間に合わないわ、脈絡ないわ~~
あかん、スランプやー(T0T)


くだらないですが、四年前のちょこれーと★バスタイムの一ヶ月後のお話です……f(^_^;


短いです。そして、やはりヤマナシオチナシなのです……


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※





「きいてよ、入江くん! もー、ほんと、あったまきちゃうの!」


大学から帰って来た琴子がぷんぷんと可愛らしく頬を膨らませて、大きな音を立ててベッドの上にどかっと腰を落とす。
その日は珍しく午後から休講となり、おれの方が早めに帰っていて、ベッド脇の勉強机で論文を読んでいたところだった。琴子が戻ってくるのを密かに待ちながらーー


「何を怒ってるんだ? そんなにいっぱいホワイトデーのお返しもらって」

ホワイトデーということで何か甘えたりおねだりしてくることを予想していたおれとしては、ご機嫌斜めな妻の様子は、かなり想定外だ。
部屋に入るなり両手を塞いでいた紙袋は無造作にベッドの脇に置かれていた。そのなかには色とりどりの包装に包まれた箱が沢山詰め込まれている。
バレンタインに大学で義理チョコ友チョコを配りまくっていたからその返礼だろう。みんな、ご苦労なこった。チョコを押し付けられた挙げ句、倍返しで返さなきゃならない。この腑に落ちないイベントに何故巷の人間はこうも踊らされているのか、理解に苦しむ。

だが、お菓子の存在を思い出したらしい琴子の顔が一瞬にしてふわりとほころんで、「そうそう、こんなにもらっちゃったのぉー! 当分甘いものに不自由しないわー!」と、かさかさと紙袋の中をあさりだす。

「……駅ビルの雑貨屋さんのバレンタインコーナーの、いかにも義理です、なチョコを配りまくっただけなのに、しっかりブランドのお菓子が返ってきて申し訳ない気もするけどねっ」

どうやらブラント菓子は教授連からのお返しらしい。おまえ、そんなとこでゴマすっても単位はもらえないぞ……

「さすが教授ともなると奥さまのセンスが光るわね」と一つ一つ値踏みしている。
「いつか入江くんがチョコを受け取って帰ったら、あたしがホワイトデーのお返しをチョイスしてあげるからね」

「いいのか、チョコもらってきて」にやりと笑って琴子の顔を覗きこむと、「い、いいわよ、別に。義理チョコの一つくらい……お医者さんになったら患者さんから受けとることもあるだろうし……夫が義理でもらったチョコをきちんとお返しするのも妻の仕事のひとつなのよ!」と妙に気合いを入れて答える。
(ちなみに親父が会社でもらったチョコの返礼は、手作りは逆に気を遣わせると、毎年おふくろが吟味した老舗菓子店の焼き菓子を手配しているらしい。社長夫人も大変だ)
おふくろのように『出来た妻』への憧れが見え見えだな。むろん、おれが絶対受け取らないと思ってるからこそ強気に言えるのだろう。
琴子はいつの間にか箱のひとつを取り出して開封し、フィナンシェを一つ摘まんでいた。

「……うーん、お義母さんの作った方が美味しい気がする~」

おふくろが聞いたら泣いて喜ぶだろう。
ちなみに琴子がバレンタインの時に頑張って作った炭に近いガトーショコラは、全て廃棄され、おふくろと共同制作したプロはだしのケーキを「これ、琴子ちゃんとあたしからね!」と食後のデザートとして出されていた。

むろん、琴子はおれのためには100%自分作ったものを連日試作作りに邁進し(部屋中にチョコレート臭漂う日々に我ながらよく耐えたものだ)、結局挫折し、最終的にはチョコレート風呂という謎なプレゼントになってしまったのはまた別の話。
チョコレートでコーティングされた琴子を美味しくいただきそれなりに満足だったが、多分もう一生チョコレートを食べなくてもいいと決意した日でもある。
だいたいかかった金額も半端なかっただろうが、その後浴槽の調子もたいそう悪くなったのだ。
琴子の悪友の戯言に乗ったおふくろもおふくろだ。

なのにーーまた、懲りもせず!!



「あなた、琴子ちゃんにちゃんとホワイトデーのお返し、考えているの?」

それは、前夜の会話。
ここ数日、しつこいくらいホワイトデーのプランを確認されていた。

「そんな全国飴菓子業協同組合の陰謀に乗るつもりはない!」

そして、おれは毎度そう答えていたのだがーー。

それまでバレンタインのチョコなんて差し出されても全て受け取り拒否してきたので、ホワイトデーのお返しなんて考えたこともない。
琴子だって、おれが甘いものを好まないと知っている筈なのに、押し付けてくるのだ。返礼する必要があるのか? と、おふくろに反論したら、「そういう問題じゃないのよ! ほんと、あなたって子は…なんでこんなに感情の希薄な息子に育ってしまったのかしら。頂いたらお礼をする、これ、日本人の美学よ! 」
だから、ホワイトデーなんてくだらない風習が日本で生まれてしまった訳だ。
(ちなみに琴子とおふくろの共同名義のガトーショコラを食った親父と裕樹は、やはり共同名義で琴子とおふくろに花を買って帰る算段をしていた……)

「琴子ちゃんはあなたから何か返ってくるなんて、全く思ってないわよ。ほんとに見返りを求めない健気な嫁だわ……あんたなんかには勿体なかったわね」


そう、琴子は見返りなんて求めない。それだけは誇らしく思っていい。

しっかし、チョコレート風呂のお返しなんてどうすりゃいいんだ。

嫌な予感がしたが、案の定、今日、帰宅したら大量の生クリームと牛乳が冷蔵庫の中にあった。

ホワイトデーのお返しはホワイトで……って!
あまりにも安直すぎるだろーが!

母からのメモをぎゅっと握りつぶしながら、心の中で盛大に突っ込む。

『生クリームを泡立てるもよし、普通に牛乳風呂でもいいんじゃないかしら~。クレオパトラも愛好してたっていうから美容効果ばっちり。ホワイトデーのお返しにはぴったりよ。じゃあ、今夜は裕樹を連れて出掛けるので、二人でまったりとね~♪ あ、お風呂壊してもまた直せばいいから気にしないでね』

何がぴったりだ。
ホワイトデーのお返しが牛乳風呂? 意味わかんないだろ!

いやーー待てよ。生クリームでコーティングされた琴子も確かに美味しそうだ。だが、浴槽一杯の生クリームをホイップするのはどだい無理だ。とゆーか、また浴槽が壊れる。間違いない。
先月、チョコレート風呂のせいで風呂釜を買い換えることになったのに(ちゃっかりグレードアップし、ジャグジー付きになってたが)、今度は生クリームときたら、施工業者からいったいあの家は風呂で何やってるんだ、と妙な噂がたつに違いない。(ジャグジーで生クリームが泡立つかもしれないが……いや、やめとけ、おれ)

「あら、牛乳風呂なら多分、壊れないわよ。浴槽に1リットルくらいの牛乳いれるだけなら、あとでしっかり洗えば浴槽にたいしてダメージはないらしいの。入浴剤みたいなものよ」

出掛けると書いてあったのに、突然後ろから声をかけられ、思わずどきっとした。

「おふくろ! まだいたのかよ」

振り向くと、外出用のスーツに身をつつんだおふくろが立っていた。

「これから出かけるところよ。あなたこそ、随分早いじゃない。これは~素敵なホワイトデーナイト~♪ さあ、この朝霧高原のお取り寄せ牛乳使ってもいいわよー」

「食べ物粗末にするな! それこそ乳白色の入浴剤でも入れればいい話だろ?」と睨み付けたのだが。

だが、色々調べてみると、牛乳風呂はそれなりの効能はあるらしい。

たとえばアルブチンは、肌の乾燥を予防するし、カゼインは肌の老廃物や毛穴汚れの除去し、肌を柔らかくする効能ぎある。糖たんぱく質はコラーゲン生成を促進、シワやシミの症状緩和するし、ビタミンAは活性酸素を抑制する。そしてビタミンB2は細胞を再生し、脂質の代謝を促進する。

あながち美肌効果がある、というのも間違いではないのだろう。(おそらく効果には個人差があるものと思われる……)

ーーだが。
よくよく考えればそうした効果の見込める入浴剤を入れればいいことだろう?
洗面所の棚にはおふくろが購入した、保湿効果の高いというエステサロンオススメの高級入浴剤がずらりとストックされているのだ。

「そこは、それ、チョコレートのお返しはミルクでしょう! 既成の入浴剤なんかじゃつまんないわ」

と、意味不明な持論を展開する母に、思わず頭を抱えたくなった。

「そして、誕生日は薔薇の花びら風呂、結婚記念日にはワイン風呂なんてどう? あ、日本酒風呂もいいらしいわよ」

「なんだ、その変わり風呂シリーズは!
箱根小◯園、ユ◯ッサンにでも連れてった方がいいだろう!」

なぜこの人はやたら風呂に入れたがるのか……
そんなに我が家の風呂を何度もリフォームしたいのか。


「あら、それはいいわね! ホワイトデーのお返しに、温泉なんて、素敵よ~~お兄ちゃん!」

ーーヤラレタ……

「さあ、そうと決まったら予約しなくっちゃ!」

うきうきと受話器を取ろうとする母に、「おふくろが予約して、段取り取ったらおれの琴子へのお返しにはならないだろうが!」とストップをかける。

「あら、それもそうね。じゃ、お兄ちゃん、はい」

受話器をおれに渡そうとするおふくろに、「まあ、ちょっと待てよ。おれも春休みは休学してた分の補講やレポートが詰まってて忙しいし、琴子だって色々都合があるだろ?」と諭す。

「それもそうね……でも、なんのかんのいってずるずると引き伸ばすつもりじゃないでしょうね?」
ぎろりと睨むと、「いつか連れてくよ」軽くあしらう。
まあ、そのいつかは医師を引退した頃かもしれないが、と内心毒づいて。

「じゃあ、さしあたり今日は、やっぱりおうちでミルク風呂ね~~」

背中に投げ掛けられた紀子の言葉に、結局そこに戻るかー! とずるりと転けそうになったが、平静を保ちながら2階に戻り、そして今に至るのだ。

「えー?なんで出掛けるのー?」という裕樹の声が聞こえたから、本当に裕樹を連れて出ていったのだろう。
何にせよ、別にホワイトデーだから、という訳でもなく、琴子とまったり過ごせるのは久しぶりだ。
母親の策略に乗じるのは相変わらず引っ掛かるものはあるが、今はもう夫婦だし、変な我慢や遠慮をする必要はないのだからーーおふくろの推奨する牛乳風呂に入るかどうかはともかく。


そして。
ーー話は冒頭に戻る。


「ーーで、何があったまきちゃうって?」

「ねぇ、入江くん、あと一週間後、何の日か知ってる?」

一週間後ー3月21日。……ホワイトデーすっとばして、なんで一週間後だよ!

「春分の日だろ?」

「そうだけど、違うよ」

琴子はちっちっちっと人差し指を振りながら「結婚4ヶ月記念日だよ」とあっさり答えをバラした。

「そんなのにいちいち記念日つけるのかよ……」

思わず呆れたように嘆息してしまう。

「別に一ヶ月でも三ヶ月でも特に記念日とか意識してなかっただろうが」

「うん。まあ、そうなんだけどさーー。実はみんなが気にしてくれてて」

「みんな? みんなって」

「大学のみんなよ! もう、聞いてよ! みんな、賭けてたのよ! あたしたちがいつ離婚するか!」

「はぁー?」

「どうりで、毎月毎月、みんなから夫婦仲はどう? 喧嘩してない? 愛想尽かされてない? と、やったら心配されてたわけだわ……」

つまりはこうだ。

おれと琴子の結婚が発表された時点で、二人がいつまで持つのか、という話題が学内で尽きず、賭けの対象になったのだという。

「一番人気が2ヶ月以内、2番が三ヶ月以内。三番目が4ヶ月以内ですって」

4番目人気の1ヶ月以内に賭けた者たちは、新婚早々の二人の険悪ムードに密かに祝杯を挙げてたというから失礼な話だ。

「とにかく、6割近くが『半年以内に離婚』に賭けてたのよ~あったまきちゃう!」

4割は半年以上持つと思ってくれたのか。
いや多分琴子のバイタリティーですっぽんのように食らいつき死ぬまで離れないと予見したのだろう。

「 とにかく 、1年は離婚しないに賭けたの一人だけらしくて」

それも、一年以上だと賭けの結果が分かるのが遠くなるので一年を区切りにしたらしいのだが、たった一人とは。

「……ってことはよ? 理美とじんこのどっちかは一年以内? と思って問い詰めたの」

いや、そんな賭けに乗ること自体友だちとしてどうかと思うが。

「そしたら、二人とも、半年以内にしたっていうのよー!」

えー、だって流石に半年もたてば勢いだけで結婚したこと後悔するかな?って……ほら、結婚式だって、入江くん、ずっと不機嫌だったじゃない。あんなんで大丈夫?って親友だからこそ、心配したわけよ。
ほら、賭けたの、あんたたちがハネムーンに行ってる間だったし。
いやーハネムーン帰ったあとのあんたたちの冷戦状態見たら、やだ、一ヶ月にしときゃよかった!って後悔しかかったわよ。
あーーでも、今ならもう少し持つかな~って『一年以上』に賭けたかもしれないわね。
ま、お遊びだからあまり深く考えないでよね~


「ーーなんて、言うのよ! ほんと、失礼しちゃう!」
ーーと、ぷりぷりと怒っているわけだ。
どうやらその二人が口を滑らして賭けのことが露見したらしい。

面白半分の賭けの対象になったことより、皆が二人の結婚が継続されないと予想していることが腹立たしいらしく、さっきからブツブツと愚痴が絶えない。

「たいした親友だな……」

「でも、逆に……一年じゃ別れないって賭けてくれたひとって誰だろう」

「さあね」

ふと思いだしたのは、バレンタインの日にわざわざ「妻帯者にはあげない主義だから」と宣言しに来た松本裕子の顔だった。
その前年までだって差し出された高級そうなチョコレートを受け取ったことは一度もなかったのだが。
「来年にはまた、あげるかもしれないけれど」
と、意味深にくすりと笑っていた松本。

「ーーでも、あの子がやっと手に入れたあなたを簡単に手放す筈ないか」

少し寂し気に呟いていたので、すかさず「それは逆だ」と訂正すると、苦笑いをして軽く肩を竦めて踵を返したのだった。

松本がそんな下らない賭けに乗るとは思えないが、なんとなく彼女のような気がしていた。


しばらくぷりぷりと怒りをぶちまけていた琴子だったけれど、お返しのクッキーやらマカロンやらを摘まんでいるうちに、いつの間にかそんなことはどうでもよくなったようだった。
「これ、美味しい~、あ、これ可愛い!」幸せそうに口いっぱいにお菓子を頬張って話している。


「おれは何も用意してないからな」

「うん、知ってる。でも気にしないで。期待してないもん」

本当に全く気にしてないかのようにあっさりと返す。

そういわれると、なんだか癪に触る。我ながら天邪鬼だな、と思うが。

「チョコレート風呂のお返しはやっぱり牛乳風呂かな……」

「へっっ?」

母親のお膳立てに乗るのは忸怩たる思いがあるが、牛乳風呂よりホイップクリームまみれの琴子にはそそられるーーそれこそあとから風呂に入ればいい話で、どうせ誰もいないし、好き勝手に、あんなことやこんなことやーーー(あれこれ妄想中……なにせまだまだ新婚なんで)



「………入江くん、どーしたの?」

「別に」




とりあえず、ホワイトデーのお返しは、皆にしっかりと認知させ見せつけるくらいでないとな。
遠慮なく身体中に薔薇の花をプレゼントしてやろうーー。






ホワイトデーのホワイトは、純愛の白ーーだそうな。






ちなみに。賭けの首謀者(テニス部S氏)はきっちり制裁を受け、賭け金を皆に返金したらしい(一口500円……)


※※※※※※※※※※※※※※※



入浴剤でいいだろっ!と自分で突っ込みながら書いてましたf(^_^;


さて、琴子ちゃんはホイップクリームまみれになったのか、ミルク風呂に入ったのか、想像にお任せします……
でもお風呂えっちは免れないな……(^w^)




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* Category : とある1日のお話(西暦シリーズ)
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* by 麻紀
紀子ママ、やはり最強ですね。
ここまでお膳立てしてもらったのなら、琴子ちゃんを食べないわけにはいきませんよねー。
琴子ちゃん、ホント大変だなぁ(笑)

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Re.マロン様 * by ののの
コメントありがとうございました♪

きっと、琴子ちゃん、バレンタインはすごく張り切るけど、ホワイトデーの存在は忘れてるのではと。義理のお返し返ってきて初めて思い出すくらい。入江くんからなんて、まーったく期待してないかなーって思ってたんですよね。うーん、でも、ドキドキわくわくして無駄な妄想しちゃう琴子ちゃんもありかなーってあとあと思った……笑
まあ結局紀子ママの策略に便乗しちゃう直樹さんですよね。コーティング琴子……、ガチで書いたらチョーえろえろだわ……(^w^)

絶対、賭けの1つや2つ、S氏以外にも密かに行われていそう。それくらい注目の二人ですよね〜(^-^)v

Re.麻紀様 * by ののの
コメントありがとうございました♪

はい、ほんとに紀子ママ、影の参謀です。踊らされるものか、といいつつ、なんやかんやのっかってる直樹さん。母には敵いませんねー(紀子さんの暗躍なければまだ結婚してなかったろうしね)
そりゃもう、がっつり喰われただろう琴子ちゃん…翌日動けたかどうか……笑

Re.ちびぞう様 * by ののの
コメントありがとうございました♪

そうなんです、チョコレート風呂、馬鹿な話を過去に書いたもんだと思いつつ、ネタが思いつかなくて、過去作に便乗した私は直樹さんよりたちわるいかも……f(^_^;
ホイップまみれに一票ありがとうございます笑(いや、かけないけど!)プリンアラモード琴子ちゃん、ちびぞうさんが描いたら可愛いかも!


個別記事の管理2019-02-17 (Sun)


お久しぶりです。
連載おわったあと、何だかんだ忙しくて。(とりあえず、インフルにもならず元気です)すっかりご無沙汰しております。


実は2月早々に社員旅行ありまして。
札幌雪まつりツアー笑

というわけで、折角なのでそれをネタに小話をと。
ちまちま書いて二週間かかったわりに短いし、大して内容のない話でした……orz

時代は現代で(とういか、今年の雪まつりしかわからない……)、結婚五年目くらいのイリコトなイメージです。
原作でもふるほのでもご自由に変換を(^w^)
おもいっきり日キス意識したタイトルだけどねっ……(((^^;)
ヤマナシオチナシイミナシ(えっちなし)な話ですが、続きからどうぞ♪




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※





寒い……

寒過ぎる。


真っ暗な空からはちらちらと白い粉雪が降っている。
はじめは暴風雪警報が出るとかでないとかの予報だったのだから、きっとマシな方なのだろう。例え、今が-7度の気温だとしても。

そう、防寒は完璧だ。ヒートテックにタートルネックにセーターにダウンにその上にロングコート。防水防寒ブーツの靴底にカイロだって敷いてる。ニット帽に手袋に、顔が隠れるくらいのぐるぐるマフラー。

ああ、顔が隠れているから、入江くん、あたしを見つけてくれないのかしら?

そう思って、少しマフラーを下げると、氷点下の冷気が顔を直撃する。
マフラーに積もっていた雪がふわりと舞い上がり目に入った。


ここは真冬の北海道。
札幌雪まつりの会場である大通公園西一丁目だ。

人通りの激しいテレビ塔の真下で、琴子は一人、寒さに震えながら佇んでいた。

こんなに極寒の世界なのに、さすがたった10日しか開催されない雪まつり期間だ。それこそひしめくくらいの見物客たちが、しっかり防寒をしつつ、みな白い息を吐きながら、楽しげに行き交っている。
特に夜はライトアップされ、イルミネーションがメインストリートを彩る。さらにはプロジェクションマッピングも雪像に映し出され、幻想的な光景を造り上げていた。クリスマスはとうに過ぎたけど、煌めく電飾はやはり心踊るものがある。

テレビ塔も、美しくイルミネーションが光り輝き、街のシンボルとして公園を見下ろしていた。(ちなみに公園側しか点灯されないらしい)
デジタル時計の表示は7:09とある。






直樹との待ち合わせ時間は午後6時半だった。すでに40分ちかく待っていることになる。

ーー確かにテレビ塔って言ったよね……
寒いから地下のカフェで待ってろって。

地下のグルメコートに行ったら珈琲店は満席で入れなかった。
しばらくその辺りでうろうろしていたが、時間になっても現れないので、本当に此処でよかったのかと不安になり、地上と地下を行ったりきたりしていた。

あれ? もしかして、時計台だった?

そうだよね、札幌といえば時計台じゃないのぉーー!
あたしってば、ちゃんと時間がわかるし(デジタル表示の方がみやすいし!)、目立つから、テレビ塔とばっかり思ってたけど!

えーーでも! 時計台って……どっちだろう!?

琴子はだんだん自分が間違えたのかと不安に思い始め、挙動不審にキョロキョロと辺りを見回す。
時計台はメイン通りから二本離れた北一条通りですぐに行ける距離ではあるのだが、方向音痴の琴子は全く自分のいる処からの方向がわかってない。その時計台にも地下があって、そこのカフェで待ってるのだろうか。
札幌駅から地下街を歩いてきたのだが、もうどこから来たのかわからなくなっていた。下手に動いて迷子になるのは分かりきっている。




ーーそもそも。
何故、琴子が一人で雪まつり会場に来ているかというとーー。




「札幌で学会? いいなぁーー。ほら、丁度雪まつりの開会の日だよ! 一度行ってみたかったんだよね~」

突然の報告ではあったが、一ヶ月前にお知らせだったのはまだマシな方だ。

「別に遊びに行くわけじゃないし」

「でも、きっとススキノで飲み会とかするよね……キレイなお姉さんのいるお店で……」

「…………」

連れていかれる可能性は否定できないので無言になる。
別にそんなところ、行きたいわけではないのだが。

「やっぱり~~」

すでに琴子の頭の中は、直樹の隣を奪い合うように陣取りしなだれかかる北国美女のキャバ嬢たちの姿が占領し始めていた。

「琴子ちゃんもついていけばいいのよ」

直樹と琴子の話を聞き耳を立てていた紀子がにっこり笑ってあっさり云う。
「知り合いに大学教授の奥さまとかいるけれど、割と頻繁に家族を同行して学会とかシンポジウムにいく方も多いようよ?」と援護射撃をくれた。「なのに、なんでこの息子は……」を直樹を睨めつける。

「連れてってもいいけど、構ってる暇ないし。第一、来月のシフトはもう決まってるだろう?」

「えーと、ちょっと待ってよ! 3日からは無理だけど、2月4日なら……夜勤明けだし、前に特別休出したときの振替休日もらえるから……一泊くらいならなんとかなるかも~」

スケジュール帳をみてにらめっこをしている横で、紀子がさくさくとPCを開いていた。

「お兄ちゃんの学会の泊まるホテルは何処? あら、ビューホテル。いいわね、雪まつり会場の真ん前じゃない」

「絶対に、今からじゃ取れないぞ」

「ふふ任せてちょうだい。一泊とは云わず二泊でも三泊でも……北海道をたった一泊なんて勿体ないわ~~」

「無理だ。6日は日勤でオペも入ってる」

「はい。あたしもこれ以上は……」

「仕方ない、一泊で手を打つけど、ちゃんと楽しんでね~」

にやりと笑って、電話をし、「パンダイの入江ですけど」の一言で、あっさりと学会で確保していたシングルルームを最上階のエクセレンシィフロアに変更させた。
雪まつり期間、しかも中国が旧正月で大量に観光客が押し寄せている時期なのに、恐るべし、入江紀子。
さらにはどういう裏技を使ったのか、飛行機の往復チケットもあっさり購入。
電光石火の早業である。
こんなの結婚式の予約を二週間前に取ったことと思えば屁でもない。

こうしてーー思いもかけない北海道弾丸旅行が決行されたわけだ。



そして、今、琴子は北の大地に降り立っている。

琴子のシフトの都合で直樹とともに旅立つことは出来なかったが、直樹の1日後に追いかけるように出発し、学会を終えた直樹と札幌で落ち合うこととなった。

「おまえ、一人で飛行機、乗れるの?」

「し、失礼ね! 大丈夫よっ」

そういいつつ、パスポートの期限が切れていないか確認しようとして、盛大に皆から突っ込まれた琴子である。

その日は夜勤のあと、紀子に羽田まで送ってもらった。実は一人で飛行機に乗るのは初めてだった。一人旅なんてしたことがなかったことに今更気がついたのだ(家出はしたが近距離だった……)。
荷物を預けなくてもいいように手荷物は機内に持ち込めるボストン1つ。紀子が出発ロビーまでついていてくれなければ、迷子になってうろうろしてしまったかもしれない。紀子に盛大に見送られ、一人で保安検査場に入っていくのにも少々緊張した。ブーツの金属が反応してしまい、さらにあたふたと慌てる。
なんとか搭乗して、ほっと安心したら、
夜勤明けのせいか、離陸に気がつきもせずに爆睡していて、目覚めたら北の大地、雪降る千歳空港だった。CAに揺り起こされ飛行機から慌てて降りた。これが電車の類いなら完全乗り過ごしだ。そして、なんとか快速エアポートに乗って札幌駅に辿り着いた。
あとは、道行くひとに訊ねまくり、迷いながらも(地下道一直線で大通公園まで辿り着けるのに何故か右往左往)、この大通公園に着いたのだ。
それが15時ごろだったろうか。
朝、義母の作ってくれたおにぎり一個を食べたきりだったが、初めての場所に一人で飛行機で訪れる緊張感からか、全く空腹を感じていなかったのが、とりあえず目的地に到着できた安堵感からか、やっとお腹がぐうぐうと空腹を訴えてきた。

北大でのシンポジウムが終わったあとの直樹と待ち合わせ時間までは三時間ほどあった。
晩御飯は二人でゆっくりと食べたい。
とはいえ、それまで、空腹で倒れそうだ。
空腹を誤魔化すために、少し会場を見て回ろうとしたのだが、自衛隊製作の大雪像をひとつみたところで、食のグルメ会場なる沢山の露店のビジュアルと薫りに一気に引き寄せられる。

がまん、がまんよー入江くんと美味しくディナーよ~~

と自分に言い聞かせていたのだが、気がついたらふらふらと屋台巡りをしていた。

ああ、カニだわ!カニ! 甲羅焼きにカニ天!
焼きガキ! 焼きホタテにホタテ汁! 海鮮丼!! うに、いくら……やっぱりこの季節の北海道は海鮮よね……
じゃがバター! とうもろこし!
ザンギですってぇ。ええ、知ってるわよ、鶏の唐揚げのことよね!
え? ゆめぴりかの甘酒! 美味しそう!
白い恋人のチョコレートドリンク!
ホットジェラード、ナニソレ?

ああでも寒いから、やっぱりラーメン!
スープカレーもあるわ~~
まあ、ジンギスカンまで!

この空間に北の名物、すべて網羅してるっっ
それどころから神戸牛から仙台牛タンまで……ああ、なんて立派なフランクフルト……

肉の焼ける香ばしい匂いにふらふらと屋台に吸い寄せられる。
ヨダレを垂らしそうになり、こっそりマフラーで隠す。

だめ! だめよ、琴子! ここで食べてしまったら、入江くんとディナーが……
負けちゃだめ! 屋台に惑わされてはいけないのよー

いや、でもスイーツくらいなら……
ううん、一個食べたら、もう箍が外れる気がする……

心のなかで葛藤が始まる。

こんな危険地帯に居てはいけないわ! そうよ、雪まつりよ。雪像を見なきゃ。

あら素敵~これがウワサの初音ミクね!
夜にはプロジェクションマッピングがあるんだー
あら、巨大カップヌードルから湯気が~おもしろーい。
滑り台もついてる。子供しかいないけど……滑っていいかしら?

あ、写真とらなきゃ、写真!

ーーと、スマホを取り出し撮ろうとした瞬間ーーー見事に滑って転んで、スマホを落とし、思いっきり踏みつけーースマホをぶち壊してしまった。

やばっ!どうしよう!
入江くんと連絡取れなくなっちゃう!

真っ青になったものの、スマホは画面がバキバキに割れ、そして電源は全く入らない状態だった。

でも昔のカップルはこんなものなくてもデートしてた訳だし。待ち合わせ場所と時間は決めてあるのだから、きっとなんとかなるわ! と基本楽天的な性格なためにすぐに立ち直る。

ああ、でもあんまりウロウロすると迷子になるから、やっぱりもう待ち合わせ場所に戻ろうーーと、テレビ塔の地下にやってきたのだが、一向に現れない直樹に、約束の場所がテレビ塔だったのか時計台だったのか自信がなくなってきた。

ーーどうしよう……でもこの時間になっても来ないってことはやっぱり待ち合わせ場所、違ってたのかなー?
ただ遅れてるだけならいいけど。
ううースマホ壊れたから確認取れないよー。
うーん、下手に動いてまた迷子になっても……

わー、雪がまた降ってきたよ……凍える……。

こーゆーのなんてったっけ……なまら、しばれる……。


「おねーさん、一人~?」

スマホの時計が壊れたので何度もテレビ塔のデジタル表示を確認し、やっぱり時計台に向かおうと踵を返した途端、酔っ払いらしき会社員風の男二人が琴子に声を掛けてきた。

「いえ……待ち合わせで……」

「わー、頭に雪積もってんじゃん。こんなとこに立ってたら凍え死ぬって。ほら、ホットワインでも飲んで~」

そういって、まだ湯気の出ているカップを目の前に差し出してきた。
ふわりとアルコールの匂いが鼻をつく。

「いえ、あたしは……」

「ほらほら早く飲まないとすぐ冷めちゃうよ~」

勝手にマフラーをずらして、口元に押し付けてこようとする強引な男たちに、琴子は思わず後ずさる。

その時、突然男がぐいっと後ろに反り返り、その弾みでホットワインは空を飛び、白い雪の地面に赤紫の液体が飛び散った。

「え!?」

「……ひとの嫁に何を飲まそうとした? 」

「入江くん!」

どうやら直樹が男の襟首を掴んだらしい。
間近で鋭い眼光で睨み付けられて、男は「ひっ」と怯えた声をあげた。

「ただのホットワインですよっ! そんな変なものじゃ……あまりに寒そうだったから……」

「そうそうススキノの風俗行くより手軽にナンパできそうなんて思ってませんって!」

コントのように本音をけろっと白状するあたり相当酔っぱらっているようだ。

「へー、ナンパして何処に連れ込むつもりだ?」

「えーと……」

マイナス7度の外気よりも、さらに10度くらい低くなったような気がして、男たちの酔いが一気に冷めた。心なしか唐突にブリザードまで吹き荒れているような……

「ワイン一杯で手軽にナンパできると思ったら大間違いだ。こいつはワイン一口飲んだだけで狂暴凶悪になる。おまえらじゃ手におえねぇぞ」

「そ、それは失礼しました~」

直樹に凄まれて脱兎の如く逃げ出した二人の男を、琴子は呆然と見送っていたら、こつんと頭にげんこつが降ってきた。

「……ったく、何やってんだ。少し遅れるってLINEしても既読になんないし」

「えーと、ごめん。スマホ壊れちゃって……」

「はあ? またかよ。これで何台目だよ?」

「この一年で三回壊したかなー? あたし、どうにも機械との相性悪くって」

「そういう問題じゃねぇだろ。この破壊魔」

呆れるようにため息をついたあと、手袋を外し、琴子の冷たい頬に触れる。

「……ったく、こんなに冷えきって。ずっとここで待ってたのかよ。なんでカフェに入んなかったんだ」

「ずっと満席だったんだもん……」

拗ねたように上目遣いをする。

「たしかに、その場合を考慮しなかったのは失敗だったが……せめて地下の店の近くにいればいいものを。グルメコート、一軒一軒捜してまわったんだぞ」

「なんか、ほんとに此処でよかったのか自信なくなってきて」

「そうやって、ウロウロするから迷子になるんだよな。全くこの寒空に……雪まつり会場で遭難とかシャレになんねーぞ」

「三時間くらい時間あったから、少し一人で見て回ったの。だから少し冷えちゃった。三回くらい滑って転んで、途中で諦めたんだけど」

「それでスマホ壊して? まあ、おまえが怪我しなくてよかったけど」

東京で雪が降ると、救急外来は大にぎわいだ。

「地味にあちこち痛いけどね……青タンいっぱい出来たかも……だからもう、ここで入江くん来るのをひたすら待っていようと」

「あとでしっかり見てやるよ」

打撲の鬱血痕以外のものが翌朝増えているかもしれないが。

「ったく、会えなかったらどうするつもりだったんだか」

「でも入江くんは絶対来てくれるって信じてたし~」

LINEは既読にならない、待ち合わせ場所にはいない、何度電話しても全くでないーー直樹がどれくらい焦ったのか、想像もしていないように、嬉しそうにふんわりと微笑む。

ようやく見つけた時には変な奴にナンパされていたものの、とにかく無事でいてくれて、どれだけ安堵したことか。
いやーーきっとあいつは携帯、機内モードにしたままだ! と、予想はしていたのだがーーー。
まさか壊したとは。

「ご、ごめんね~どのみち、飛行機降りてから機内モードから戻すの忘れてたかも」

やっぱりな。
想像通り過ぎて叱る気にもなれない。

「まあ、いいよ。それより腹へった。何くう? 多分雪まつり期間はどうせ予約とかできないらしいから、空いてるとこ飛び込むしかないかも」

「何処でも! 入江くんとなら、その辺の屋台でもなんでも!」

「なんでもいいって……おまえ、目がしっかり屋台を追いかけてるだろう…」

「うう……ずっと指を咥えて見てたので……お腹すき過ぎて……」

「ま、今から店を探すのもな。どうせちゃんと会場見て回ってないんだろ? 食いながらみようか」

「うん!」

がしっと飛びつくように直樹の腕に巻き付く。

「ふふ、入江くんの腕、あったかーい」

「おまえは、冷え冷えだな……やっぱり何処か店に入った方が……」

「大丈夫。入江くんに触ってるだけで、心があったかくなって、身体もあったまるの~」

「おれは懐炉か」

それでも、少しでも自分の体温を伝えようと琴子の身体を自分に引き寄せる。

食事はここでさくっと済ませ、とっととホテルにチェックインして、琴子と身体の芯から温まりたい。
凍てつく雪像も一瞬で溶けてしまうくらい、熱く燃える夜になるだろう。
少しばかり心配させられた代償はしっかりもらうからな、と内心思う。

「い、入江くーん、歩くのはやーい」

「早歩きの方があったまる」

いや、自然と気持ちがホテルに向かってただけだ。

「滑るよー。すってんころりんするよ」

「大丈夫、おまえじゃない」

「えー、そりゃあたし何度も転んだけどさ」

実は昼間より夜の方が滑り止め剤をガンガン撒くので滑りにくくなっているようだ。アイスバーンも滑り止めの砕石が混ざって、大分歩きやすくなっていた。

「で、まず何食うの?」

「えーとね。まず、やっぱり……たこ焼き?」

「……………」

何故、北海道まで来て……タコ焼き……??
せめてイカ焼きでは?

確かに、お祭り屋台では間違いなくとりあえずのタコ焼きが琴子ルールなのは、よぉぉーく知ってるが……

「好きにしろ……」

そして熱々のタコ焼きをパクつきながら、バカルディのホットモヒートとホットトディで身体をあたため、いかめしやらカニの甲羅焼きなどチョイスし、時折テントに避難しつつ雪まつりを見て回った。
さっさと見てホテルへ急ぎたかったのに、雪像ひとつひとつに丹念に見て、あれこれ話すので、なかなか時間がかかる。

「おー、チコちゃんがいっぱい♪」

市民製作の雪像にも一つ一つ丁寧に感想を述べていく。
寒いと思っていたが動き回るとそれなりに暖かくなってきた。アルコールのせいもあるかもしれない。酒に弱い琴子もそれなりの度数の強いラム酒ベースのモヒートをかぷかぷ飲んだ割には平然としているのはやはり吐息も凍りつく外気のせいだろう。

何だかんだ会場の端の12丁目まで歩ききった頃には、二人して雪まみれの割には身体はそんなに寒くはなかった。

「ホテルは8丁目の大通公園近くだから」

「わー、近くてよかったー。ちょっと、滑らないよう大地を踏みしめて歩いたらなんか、変な筋肉使ったみたいで筋肉痛になりそう」

「じゃあ、それがわからなくなるくらい、がっつり運動するか?」

「へ? ホテルにジムでもあるの?」

「ジムなんてなくても、アクロバティックで刺激的で手頃な運動が……」

直樹の意図を悟った琴子は、軽くひきつった笑みを浮かべて「いや、明日は、ちゃんと時計台とか赤レンガ庁舎とか~、クラーク博士とか小樽とか行きたいし~スイーツ色々お買い物したいし~お手柔らかにね?」と小声で呟く。

近場を軽く観光して夕方の便で東京に戻らねばならない。

「まあ……明日観光できるかどうか保証はできないがな」

琴子の耳には届かないくらいの小声で直樹も呟く。

テレビ塔のデジタル時計は20時を回った。まだまだ人通りの多い札幌の繁華街は、活気に溢れている。

「ここでキスしたら、唇くっついちゃうのかなー?」

氷点下の冷気で唾液も凍りつくのだろうかと考えたのだろうか。
いや、体温で唾液は温かいからそれはないだろう、とは突っ込まずに、「試してみる?」とにやりと笑い、琴子の唇を掠めとる。

かさかさに乾いて冷たかった唇が、あっという間に熱を帯びてしっとりと濡れてきた。
二人のうえにひらひらと舞い落ちるパウダースノーの欠片はその熱にあっさりと溶かされていくようだ。

本当にーーこのままずっとくっついてしまってもいいくらい……幸せ♪




白く染まる氷点下の世界の中で。
このふたりの半径数メートルだけは春爛漫。

ホテルの夜は熱帯夜になること間違いないのであるーーー。







※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


はい、というわけで、ほんと、とりとめのない話ですみませんでした~。

バレンタインアップも叶わず、旅行から既に二週間たってます。今年の雪まつりもとうに閉幕しております、はい……(((^^;)よろしければ、来年ぜひ、行ってみてくださいませ。

私が行った時はガイドさんも驚く、北海道にしては温かい日だったようで、覚悟していったほどの寒さではなかったです。次の週には記録的な寒気で陸別で-30°、札幌でも-14°とかいってたのでかなり運がよかったなーと。

あ、実は社員旅行だけど札幌雪まつりの日は自由行動で。なんと、わざわさ会場に出向いてくれたむじかく様と久々に再会いたしました(^-^)v
そして、一緒に同僚もいたんですが、行きたいと話してた回転寿司のお店に、案内してもらっちゃいまして! 絶対うちらだけじゃあんなにスムーズに辿り着けなかったわ~~ 至れり尽くせりの現地ガイド笑。ありがたや。
いや、ほんと、北海道の回転寿司、美味しい~~!

むじかく様、ありがとうございました。他にも色々とお世話になりまして。同僚たちもめっちゃ感謝してましたよ♪


また行きたいなー北海道。今度はもっとあったかい季節に……(^^)





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* Category : 短編
* Comment : (12) * Trackback : (-) |

札幌行きたいな… * by 麻紀
お話ありがとうございました―。
なんか、琴子ちゃんがすごく琴子ちゃんらしくて、微笑ましいです。
でもスマホ壊し過ぎ(汗)


アクロバティックで刺激的で手頃な運動

…が、ツボで、家族がいるのに笑っちゃってやばかったです(笑)


札幌、コンサートの日程絡めて、家族旅行も兼ねて行くのがずっと夢だったのですが、なかなか叶いそうにないですね…。


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Re.麻紀様 * by ののの
コメントありがとうございました♪
リコメ遅くなって申し訳ないです。

ふふ、琴子ちゃんらしいって言ってもらえて嬉しいです。
原作の時代は携帯もスマホもなかったけれど、きっと琴子ちゃんはなくしたり壊したりして、あまり意味をなさないのでは、なんて想像しちゃいます。

いやーツボってもらえてよかったー笑(私もスマホで二次読んでて、時折にまにまとヤバい顔に…)

札幌ドームの横、何度か通りすぎましたよ〜ああ、ここにも彼らがきたのねーって(^^)
また夏に行きたいなー♪

Re.マロン様 * by ののの
コメントありがとうございました♪

リコメがまたまた遅くなりましてすみませんっ
いやー描写が詳細でしたか?f(^_^;もはやネタのために社員旅行参加したようなもんです笑
生かせてよかった(^w^)
自分じゃ、なかなか行けないですよね。紀子さんのようなパワフルな人がいないと!
トラブルメーカーの琴子ですが、今回はスマホ壊しただけですみました。ナンパ野郎、もっとガンガン行かせようかと思ったけどせっかくの北海道ですから、トラブルは割愛しまして、直樹さん、あっさり琴子を回収です。ええ、さぞ熱い夜を満喫したことでしょうね♪


Re.ひまわり様 * by ののの
コメントありがとうございました♪
リコメ、めっちゃ遅くなりまして申し訳ないです。

ひまわりさん、一人で飛行機乗られて旅行とかされちゃうんですねー。
私、一人で飛行機乗ったことないんですよ〜(息子は小学校の時に一人で乗ってるのに)ドキドキしちゃうかも笑(新幹線、一人旅はありますが)
今はスマホがあるから、なかなかすれ違いとかないですよね。でもきっと、琴子はスマホに頼らない女でしょう(スマホ壊れてなくても、突然電源落ちるとか、マップ表示されないとか、なんやかんや使いこなせない予感…)

おお、来年、北海道! 私も寒くない時に行きたいです(初北海道も3月で雪降ってた…)
雪まつり、いいですよー。ぜひご家族で!


Re.ちびぞう様 * by ののの
コメントありがとうございました♪
リコメ、遅くなって申し訳ないです。

早々に更新気がついてもらえて、面白いといってもらえて嬉しいです!

いまいちたいした事件は起きませんでしたが、すんなり会えないのはお約束、ということで。琴子を探し回る入江くん、萌えますよね〜。でも彼はつるつるの雪道走り回っても転けないんだろうなぁ笑



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* by なおちゃん
迷子の天才の、琴子ちゃん一人で、入江君の、いる北海道大丈夫かて‼️思ったら、やっぱり迷子、変な、ナンパ男出て来て大丈夫かて、思ったら入江君の登場、私も、チコちゃん人形見ましたよ‼️お盛時にも可愛い人形じゃないですよね⁉️あれ、それにしても、紀子ママは呑気だは、二人は、今や、看護師と、医者で、勝手に休みは作れません‼️v-238

個別記事の管理2019-01-27 (Sun)


2話続けてアップしております。未読の方は(9)から先にお読みください。

(2/17 追記 ) emaさまに描いていただいたレインボードレスのイラストいただきましたので、差し替えました♪


※※※※※※※※※※※※※※※※※※




「Congratulation, Silver Wedding Anniversary NtoK」


琴子が子供たちから送られたシルバーリングの裏側に刻まれた文字を眉間に皺を寄せて読んでいた。
それくらいの英語くらいスラスラ読めよ、内心突っ込みつつ、突っ込みどころは別にある。

「NtoKって、おれが贈ったわけじゃないのにな」

無論直樹のにはKtoNとある。

「子供たちのちょっとした気遣いよ。成長したわよね~」

「まだまだ途上中だけどな」

「当たり前よ。いっくらもう選挙権あるとはいえ、みーちゃんまだ未成年よ」

民法改正はまだ三年後の話だ。

「早いよね~あっという間に二十歳になっちゃうよ! どーしよう……」

「どうしようって……その分おれたちも歳くってるわけだし」

「そーだよね。自分が四捨五入したら50歳って信じられないよ。全然、変わらない気もするけど」

「結婚して四半世紀も経ってるんだ。変わらないわけがない。一見、若く見えても……お互い、髪に白いものが混じりだしたしな」

「そーなのよ! あたし、自分の白髪見つけたときもショックだったけど、入江くんの白髪を見つけた時の方が10倍ショックで……」

で、でもよくよく考えたら白髪になる毛があるって、そこは安心よね……あ、あ~~でもね! 入江くんが白髪でもつるんつるんに禿げても、お腹出てきても、あたし、大丈夫だからね? どんな入江くんでも大好きだから!

慌ててフォローする琴子に若干不機嫌そうな顔を見せた直樹だが、「女は染めてるからわかんないけど、おれより白いだろ?」と髪の根本を覗きこむ。

昔は髪は前髪と毛先を切り揃えるだけで美容院の回数も多くはなかったが、今はカラーリングの回数がかなり多くなった。ついでに美容師からアンチエイジングのあれこれをオススメされるとついうっかりお試ししてしまう。
童顔だの美魔女だの云われているが、少しずつ変化はきている。当たり前だ。別に本当に不老不死というわけではないのだから。

「肩凝りもひどくなってきたし、腰にもくるし、目もついつい資料見るとき遠くに離しちゃうし……」

ため息をついたあと、でもすぐにふわっと笑い、
「それでもーー歳を重ねていくのって悪くないな、って思うの。こんな素敵なリングを子供たちから贈ってもらえるのよ?」

「………だな」


ふたりいっしょならーー


25年前と同じホテル。
ただ部屋は紀子が予約したオーシャンビューのデラックススイートだ。
もちろんダブルベッド。
いや25年前こそ、スイートでなくてもダブルベッドにしてほしかったが、所詮学祭の景品の旅行券、しかも突然の予約だったためスタンダードツインしか取れなかったのだ。
そのリベンジで一泊だけ二人で過ごすようにと、この部屋を取ってくれたのだ。
2人だけでは広すぎる部屋の窓際のベッドに寝そべって、子供たちのくれた指輪をつけて空にかざしながら、星降る海を眺める。

「シルバーってお手入れ大変で、すぐにくすんでしまうけど、こればっかりは大切にしないとね」

「因みに5年後は真珠婚。パールは色々持ってるからいらないだろ?」

「一番実用的だもんね……この年になると、とくに……着用頻度が高いというか。ああ、でも5年後はみーちゃんに贈ってあげよう。パールのネックレスは大人の女性には必需品だもの」

「それもいいな」

どうしても会話がいつの間にか子供の話になってしまう。

「5年後……もしかして結婚してたりして」

「はぁ? 琴美が? 医学部入ってたらまだ学生だぞ?」

思いっきり顔をしかめる。

「やだーあたしたちだって学生結婚じゃない! あと三年であたしたちの結婚した歳だよ?」

笑い飛ばす琴子に「琴美はおまえと違って恋愛体質じゃないし。恋愛の話なんてしたことないだろ? まだまだ先だ」ふんっとそっぽを向く。

「本当にそう思ってる? みーちゃんが誰にも恋してないって」

そっぽを向いた直樹の頬をつんつんつきながら琴子がにやっと笑う。

「案外、神戸に好きな人がいるんじゃないかなー。みーちゃん、ちょっとファザコン気味なとこあるから、かなり年上だったりして」

母の勘は鋭いのである。

「好きな男を追っかけるために神戸医大にいくなんて絶対許さないし」

「えー、あたしを追っかけて東大蹴ってあたしと同じ斗南大学に行ったくせに」

「はあ? おまえ、何、記憶をねじ曲げてんだ?」

「あれ? 違ったっけ?」

「違う! 断じて違う!」

「そうかなー?」と、くすくすと楽しげに笑う琴子。

話はつきない。
25年分の思い出、これからの未来の話、子供たちや家族の話。

「そういえば今年は親父たち、傘寿の祝いだよな」

「あーそうかー。喜寿からもう三年だもんね。でも未だに二人して現役ってすごいわよね」

「親父もいい加減会長職も引退すりゃいいものを」

「お父さんもね~~そろそろ店を完全お弟子さんに譲ってもいいと思うんだけど。のれんわけはしても、本店は絶対譲らないのよね」

「親父さんが厨房立たなくなったらボケるだろ」

「そうだよね。でもそれは入江くんのお父さんも一緒だよ」

「そうだな」

紀子と重樹も3年後には金婚式だ。今回のお礼に、盛大に祝ってやるのもいいだろう。恥ずかしくなるくらいに、大袈裟に。


「お義父さんとお義母さんは、あたしのお手本夫婦だわ。あんな風にずっと仲良くいい夫婦でいたいよね」

これからも、きっといろんなことがあるだろうけれど。
山も谷も乗り越えて。


「プラチナ婚も越えてワイン婚まで行ったりしてな」

「ワイン婚……? 何年目?」

「85年」

「わー、100歳越え!……ってか、長寿記録にチャレンジな歳かも」

「熟成した貴腐ワインのように濃厚で深みのある夫婦になってるのかな。よぼよぼでしわしわかもだけど」

「ふふ。入江くんは100歳でも矍鑠としてそう」

「おまえは100歳でもパワフルなばーさんになってそう」

ふふふっと互いに笑いあったあと、こつりと額をすり合わせ、触れるだけのキスを交わす。

「あと何十年寿命があるのかは神のみぞ知る、だけどーー命ある限りは、よろしくな」

「昔、いったでしょ? 死ぬまで離れない、って」

「ああ。覚悟してる、って答えたな。いまでも変わらないよ」

「あたしは前言撤回しようかな~~」

にやっと笑う琴子に、直樹が一瞬ぴくりと怯む。

「死ぬまで離れない、じゃなくて、死んでも離れないから!」

そういってがしっとしがみつく琴子を受け止め、「わかった、幽霊になったおまえが常に張り付いてることも覚悟しておくよ」と笑って応える。

「もし……もし、だよ? そんなこと考えるのイヤだけど……もし入江くんが先に逝っても、あたしの傍から離れないでね?」と琴子が少し悲しそうに懇願すると、
「おまえを置いて絶対死なない」と妙にきっぱりと断言する。

琴子は少し驚いたように直樹の顔を見つめ、そして「そっか! じゃあ、安心だわ!」と嬉しそうに微笑む。

シチュエーションを想像しただけで涙目になってしまう妻を置いて、何があっても死ぬものかと思う。
それこそ、寡婦になった琴子の周りに集まってくる男どもを悪霊となっても蹴散らしてしまうだろう。

ただもし、琴子が先に逝くことになったら……自分はそんなに長くひとりで生きることはないだろうと思う。

「25年目は、ちょっとした通過ポイントに過ぎない。これからもまだまだ何かあるかもしれない。まだまだ予測不能な波瀾にとんだ人生が待っているかもしれない。でも、何があっても人生の終着点で傍にいるのはおまえだけだ。おまえといればきっと色々あったけど、いい人生だった、って思えるに違いない」

「あたしもだよ……あたしもきっとそう思う」

そして、再びキスを交わす。
今度は少し深く、濃厚に。

幸せの秤は、まだまだ振り切れたまんま。世界一を保っている。

「あたしはやっぱり世界で一番幸せな奥さんだよ……」

琴子の囁きは、甘美な夜の波の狭間にかき消えていったーー。








* * *




ーーーそして、ハワイへの旅は終わった。

あたしたちは今、東京に戻る飛行機の中。雲上の旅人だ。

式の翌日、あたしはお父さんとお母さんとともに麻帆さんのお見舞いに行き、仮病だと決めつけたことを謝った。
麻帆さんはあっさり許してくれて、そして自分達もひどいことを話していたと謝ってくれた。でも、全部ジョーダンだからね、まじであなたのお父さんや弟を落とせるなんて思ってないから~~とけろっと云われた日にゃ若干眉間がぴくぴくっとしちゃったけどね。
ちなみに麻里さんと麻帆さんだけ滞在を少し伸ばして、他の家族は予定通り帰国するらしい。

「もー、ごめんね、うちの娘たちが色々迷惑かけて」
お母さんの麻里さんが、大きな身体を何度もペコペコと折って頭を下げてくれた。
「でも……ほんとに、二人には助けてもらって……よかったわ、ハワイで再び出会えて。感謝してもしきれない」

そういってお母さんの手をぎゅっと握りしめる麻里さんに、お母さんは照れ臭そうに「医者と看護師なんだから当たり前よ。気にしないで」と優しく握り返す。

お父さんとお母さんの仕事は、こんなにも人から感謝される仕事なのだとーー心から誇らしく思えた。


日本に帰ったらーーもう一度ちゃんとお父さんと話そう。
医者になること。

大学はーーー何処でもいい。
東京でも神戸でも。
不純な想いは全部しばらく箱に閉じ込めて、一度すっきり頭をクリアにしてから、きちんと大学を考えよう。

ハワイから戻ったらーーセンター試験の準備を始めないとね。少なくとも今現在、必死で勉強してるだろうクラスメイトのことを考えると、やっぱり少しだけ焦りを感じるもの。


あたしの隣の席で、お父さんの肩に頭をのせてすやすやと気持ち良さそうに眠っているお母さんの顔を見て、心の中で誓っていたその時ーー。



「申し訳ありません、ドクター登録をされている入江さまですか? 後ろのお席で急病の方がーーー」

CAが足早にやってきて、お父さんに小声で耳打ちする。

そして、さっと立ち上がるお父さん。
眠っていたはずなのに、同じように立ち上がり「あたしもナースなので……」と小声で返すお母さん。
二人とももうしっかりドクターとナースの顔をしていた。


………でもね?

我が家にトラブルの起きない日はないのかぁーーー!!

って、心の中で盛大に叫んだって、決してバチは当たらないよね?
















※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


はい、終わりました。
ええ、わかってます!
色々回収できてません!

琴美の恋愛についてもちょっと濁したまんまです。(詳細にぐだぐだ書いてたのもあったのですが、なんだか話がずれそうでばっさり省略しました)

日本に帰ってどうなっていたかーー琴美のセンター試験も含めて、そのうち書くかも知れませんので(書けないかもしれないけど~~その時はご容赦!)今年の、謎のリスニングキャラクターでもネタにしようかしら~笑(娘も、試験中、なんだこりゃと吹きそうになったらしい)

とにかく、早くイタキス期間2018年のカテゴリーを終了させたかったので、ラストは駆け足な感じになってしまいました。2019年になってようやく、シルバーとレインボーで無理矢理色繋がりにしたうちのイタキス期間、これにて終了です。(ほっ)

現在進行形でもおそらくはどたばたなイリコト……(((^^;)
でも、ちょっと今は若い二人が書きたいかもf(^_^;
このリアルタイムな二人と琴美の話はちょっと後になるかなーー?


とりあえず春先までかなりばたばた忙しいので、かなりの不定期更新になるとは思いますが(今もすっかり隔週更新ですが……花とゆめかよ)。
気長にお待ちくださいませ。

最後に、琴子に着せたイラスト描きたかったけど、時間がなかったのでイメージだけ、レインボードレスの写真を貼っちゃいましたf(^_^;

emaさま、素敵なイラスト、ありがとうございました♪(2/17)





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* Category : イタkiss期間 2018
* Comment : (6) * Trackback : (-) |

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No title * by なおちゃん
二人共に、何時までたっても中のよい家族、夫婦ていいですよね👍家の両親も凄く中が、よい両親でした、お父さんは今から四年前に、なくなってしまいましたが、だけど相変わらずに,麻里夫婦、家族は、入江夫婦や、家族に迷惑掛ける人達だくことv-63

Re.マロン様 * by ののの
コメントありがとうございました♪
相変わらずの遅いリコメですみません。

そうなんですよね〜直樹さん、ハネムーンの時、ただの学生……しかも、転科したばかりで休学してたから、まともに医学の講義も受けてないよね? 随分えらそうにいってたよなー笑

琴子も母としてナースとして成長しました。だてに年は食ってない笑
ま、直樹さんもね(^w^)

とりあえずなんとか、レインボードレスを着せることができ、銀婚式も無事終れました。
琴美の恋愛、その後も期待してくださってありがとうございます。そう言ってくれるのはマロンさんだけだわ(((^^;)あまりにも反応薄かったこのシリーズ、やっぱり若いイリコトの方がいいんだろうなーとグダクダ考え挫折しそうになりましたが、毎回コメントくださるマロンさんのお陰でなんとか終えることができました。ありがとうございました(^^)


Re.ちびぞう様 * by ののの
コメントありがとうございました♪
リコメ遅くなってすみません(((^^;)

あまり琴子がメインではなくて面白くないのではと心配してましたので、そういってもらえてうれしいです。
でも、ちょっとしか出なくても琴子は琴子だと思ってもらえたようで。
ドレス破いたりとか、なんやかんややらかしてるんですよ笑

ほんとはイリコト二人のキュンキュン(してもらえましたかっ!?)シーン、拍手おまけにつけるつもりだったんですが、毎回不具合なことしてしまうので、やめました。

でも、やっぱりこの二人のシーンが1番書きやすかったなー

しかし、直樹さん、琴子に先立たれたら、廃人になりそうな気もしますけどね……



Re.なおちゃん様 * by ののの
コメントありがとうございました♪

まあ、なおちゃん様も仲のよいご両親だったんですね。うらやましい。
ふふ、ほんと、麻里一家は25年たってもなんだかなーの一族です。少しは進化してるのかな〜? 次に会うのはまた25年後だったりして笑